部屋ごとに無垢フローリングの種類を張り分けるって、アリかな?

フローリングの樹種はいろいろな種類や特徴があることはわかった。それでは、部屋ごとに違う種類を張ってみるってアリなのかな?

答え:フローリングの張り分け、アリです!

無垢フローリング
手前:クリ、奥:スギを張り分けた実例

無垢フローリングには、木そのものが本来持っている性質がよく出るので、せっかくなら求める効果に合わせてお部屋ごとに張り分けるという発想、ありですね!実際、上の写真のように部屋ごとに張り分けている実例もあります。

この実例の場合は、寝室や子供部屋などのプライベート空間には、あたたかみや柔らかさが抜群のスギを張り、来客のあるパブリックなリビングなどには、スギよりも傷がつきにくく上質感があるクリを張りました。では、張り分けることによるメリットや注意点は?

フローリングの樹種を変えて、部屋の雰囲気をいろいろ楽しめる!

無垢フローリングの樹種を部屋によって変えることで、1つのお家でもいくつもの木の味わいを楽しめますし、床を変えることでちがう部屋の雰囲気を演出できるのがメリットです。普段なにげなく歩いている床ですが、その見た目や質感が違うだけで、部屋のドアを開けた瞬間にけっこう感じ方が違うものですよ。

特におすすめなのが、プライベートスペースとパブリックスペースで、無垢フローリングの樹種を変えること。寝室や子供部屋など、個人や睡眠の時間を過ごす部屋や、ランドリールーム、クローゼットなど、家事がメインになる部屋がプライベートスペース。ここは、あまり傷や汚れを気にしなくてもいいので、ぬくもりや調湿効果の高いスギやヒノキなどが大活躍できる場所です。

リビングや居間などの過ごし方は家庭によりさまざまですが、来客があるパブリックスペースと考えれば、少し見た目を気にして高級感を出してみるのもいいですね。クリやナラ、サクラ、クルミなどが向いているでしょう。

コストのメリハリをつけられる

無垢フローリングを張り分けることによって、コストのメリハリもつけられます。すべての部屋にグレードの高い樹種を張るのではなく、あまりこだわりのない部屋や価格をおさえたい部分には、リーズナブルな樹種を選ぶこと。それによって、全体の予算をおさえることができるのも、張り分けのメリットです。

ハウスメーカーによっては、そんな(面倒な)張り分けはやってくれないところもあるかもしれませんが、CRAZY WOODなら対応できます。

厚みの違い、見切りには気を付けて

無垢フローリングの張り分けをするときには、気をつける点もあります。まず、部屋どうしで「段差」ができてしまわないために、フローリングの厚みをそろえることです。無垢フローリングはだいたい厚さ15mmのものが多いのですが、時々もっと薄いものや、分厚い30mmという商品もあります。リフォーム前の部屋の状況なども見ながら、適切な厚みを選ぶ必要があります。

また、隣り合った部屋で樹種を変える場合、ドアの下などに「見切り」を入れる必要があります。最近のドアは上吊り式で下にレールや見切りがないものが多く、樹種が変わらない場合はドアの下も見切りが要らずすっきりできます。しかし、フローリングの種類を変える場合はどうしても見切りが必要ですので、バリアフリーをご希望の場合は、注意が必要です。

まとめ:あなたに合った無垢フローリングの張り分けを!

無垢フローリングは、注意点をクリアすれば部屋ごとに張り分けできることがわかりました。リノベーションの場合には、お部屋の現状やご予算、フローリングに求める性質によって、あなたに合った選択をすることが大切です。張り分けたい場合も、お気軽にご相談下さい!CRAZY WOODからぴったりの方法をご提案いたします。