「国産」の無垢フローリングを選ぶ理由
無垢フローリングには、国産と外国産の商品がありますが、私たちは国内で育って国内で加工された「国産」のフローリングを厳選しておすすめしています。その理由をお伝えします。
日本は世界有数の森林が豊かな国だから
日本は国土に占める森林率が約68%と、先進国の中ではフィンランドに次いで世界第2位の高さです。温暖湿潤で森林が育ちやすい気候に恵まれ、また戦後に国を挙げて植林が進められたおかげで、とても森林が多いのです。森林率の世界平均は約31%ですから、それと比べてもかなり高いことがわかります。
世界では開発などによる森林面積の減少が問題になっていますが、日本の場合は森林面積はここ50年ほど変わらず維持されています。さらに、森林に生えている木の体積(森林蓄積)は年を追うごとに増え続けており、森林資源が年々育っている状況です。これは森林の約4割を占める人工林が成長していることが主な理由です。
日本の山には、フローリングに使える木材が豊富に育っています。日本は資源がない国といわれている中で、実は国内でたくさん生産できる森林資源を使わない手はありませんよね。
国産フローリングは、日本のインテリアに似合うから
国産の無垢フローリングの樹種には、スギ、ヒノキなどの針葉樹や、クリ、ナラ、サクラ、クルミといった広葉樹があります。木の色合いや年輪などの表情は、樹種や育った環境によって変わってきますが、国産の木はやっぱりどこか日本的なやさしさがあるなぁと感じます。
外国産の木の中には、とても個性的で強烈な印象の樹種があります。濃い色合いのものや、変わった年輪のものなどは、エキゾチックな雰囲気を醸し出します。パインなどの白っぽい色合いの木は、どこか北欧風・カントリー調のデザインになります。そういったデザインにこだわる方には、確かに外国産の木が選ばれるかもしれません。
国産の樹種も色合いなど表情豊かですが、それでいて、洋にも和にも合わせやすい強すぎない印象があり、長い目で見て飽きがこない雰囲気があります。 その中で求めるお部屋の雰囲気や好みに合わせて、ダークな色、赤っぽいもの、白っぽいものなど選択をするのはいかがでしょうか?
また、CRAZY WOODでご提供している国産メーカーの商品は、木の選別や塗装の仕上などが美しく、これぞ日本クオリティと思えるようなものばかりです。同じ樹種を外国で加工した安価なものもありますが、やはり空間の仕上がりが違ってくると考えています。
産地とつながる、顔が見えるフローリング
食べ物や生活雑貨は、できるだけ国産にするなど産地にこだわる人も増えていますよね。そこには、生産者の顔が見える安心感や、国内の地場産業に貢献したいという想いがあると思います。その商品を使う時に産地の風景が目に浮かんでくる、ストーリーや心のつながりを大事にする方もいるかもしれません。
フローリングに使われる木材や加工するメーカーにも、同じことが言えると思います。我が家のフローリングに使われている木は、森の中でどんな風な立ち姿だったんだろう。どんな風に育てられているのだろう?また、どんな人がどんな工場で作っているのだろう?その気になれば、目で見て確かめに行くこともできます。
世界では、森林の違法伐採や資源の枯渇などもまだまだ問題になっています。最近は森林認証材など、持続可能な森林からの製品であることを証明するトレーサビリティも徐々に普及していますので、そういった選択をすることも大切です。国内の合法的な木材を利用している、信頼できるメーカーの製品を選ぶことも安心感があります。
都市部からちょっと行けば森林が近い日本。木を見て森を見ず、ではなく、森を見るところから始まるお家づくりなんていうのも、思い出になりますね。CRAZY WOODコラムでは、木の産地の様子も今後お伝えしていきます。
私たちが自信を持っておすすめする無垢フローリングのラインナップは、下記のページからご覧いただけます。